サプリメントが効かない人にみられる意外な共通点と間違った使用法

日本中、いや、世界中の現代人にとって、もはや必要不可欠なものとなったサプリメント。

中でも、健康先進国アメリカでは、健康食品やサプリメントを生活の中に取り入れているという人の割合は全国民の50%に上るそうです。

一方で、日本では、株式会社インステージ『健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ市場実態把握レポート2017年度版』によると、2017年度の健康食品・サプリメント利用者数(弊社推計)は5,644万人に上り、アメリカに並ぶ日本はもはやサプリ先進国といっても過言ではなくなっています。

サプリメント初心者は、様々な栄養素をもったサプリメントを摂取すれば、食事で摂れない栄養素も補給できて健康になれると思っていますが、実際、効かない人もいるそうです。

効かない理由を調べていくうちに、なんとサプリメントが効かない人には、ある共通点がいくつか見られることが分かりました。今回は、その共通点を紹介したいと思います。

効果がない人のやばい共通点

恐ろしい共通点
  1. ベースとなる栄養素が取れていない
  2. 運動不足&ストレス蓄積
  3. 睡眠&ストレッチしてない

ベースとなる栄養素が取れていない

スーパー熊
今日は、野菜を全くとっていないけど、まあサプリメントだけでも摂っておけば大丈夫でしょ。正直、サプリメントさえあれば、好きなものだけ食べて生きていけるっしょ。。
なんでも先生
スーパー熊よ、残念… そんなに健康というのは甘くないぞ!

サプリメントに頼りすぎて、食生活がおろそかになってしまう人もいるようですが、事実、しっかりとした食事をせずにサプリメントだけで生活していたら栄養失調になってしまう人もいます。

食事をとって基本となる栄養を摂取することは、数多くの種類のあるサプリメントを選択するよりもずっと大切なことなんですね。

特に、厚生労働省の調査によると、平成29年の日本人平均野菜摂取量は1日平均290gで厚生労働省が提唱する健康づくりの指標『健康21』で、目標値として定められている野菜摂取量350gを大きく下回っているため、サプリを摂取する前にまず野菜で基盤となる栄養を摂取したほうがいいですね。

運動不足&ストレス蓄積

日本は、世界規模で国別でみると労働時間が長い部類に入っていますね。それも相まって、働き方改革を実践して労働環境を改善しようとする企業も増えています。

ですが、日本人は世界の中でもネガティブになりやすい遺伝子を持つ人が多いという説もあります。

日本人は、よく働きますが、心は強くないわけですね。豆腐をジェットコースターに乗せるとつぶれて帰ってくるわけです。

実際、人間という個体で一番重要なのは、マインドなので、ストレスが過剰に溜まっていると、いくら栄養のある食事をしても無力化されてしまうわけです。

自分がどのシチュエーションでストレスが溜まりやすくなるのかを把握しておくことも重要ですね。

そんな現代におけるストレス社会に有効な手段といえば、サプリ…と言いたいところですが、運動です!

この運動とは、毎日体を動かすことです。

日々の運動とストレスは、密接な関係があるため、運動不足になればなるほど無意識にストレスが蓄積されていくのです。

WHO(世界保健機関)は、世界で14億人が、日本人では3人に1人が運動不足であり、心臓疾患やがん、糖尿病になるリスクが高いとする研究報告を発表しました。

フランスでは、政府が国民にスポーツをさせるために、スターウォーズのライトセーバーのように光る棒を駆使したスポーツを認可するくらいですから、世界的に運動不足は広がり、かなり深刻な問題となっているのです…

そんな運動不足解消には、ウォーキング、軽いジョギングやサイクリングといった身体に酸素をいきわたらせる有酸素運動がストレスの軽減に有効であると言われています。

たまに気分転換として、緑の多い少し多めの公園や池を散歩するのもいいかもしれません。

また、運動は1回で長い時間熱心に運動するよりも1日数十分を毎日続けるのが効果的とされています。

シャーク先輩
僕も自身、週2回3kmのランニングをしていましたが、ほぼ毎日1kmのウォーキングをするようになっただけで、気分が前向きになったという効果が得られました!わーい!
なんでも先生
え… 君、走れるの?

睡眠&ストレッチしていない

睡眠は、心身の疲労回復の最善の回復手段です。

しかし、ただごくごく普通に寝るだけでは起床時にだるさや体の重さを感じてしまうかもしれません。

適切な睡眠時間というのは人それぞれ違っていますが、睡眠の質を上げるにはノンレム睡眠という深い眠りの時間を増やさなければなりません。

ノンレム睡眠は、日中使いまくったボロボロになった脳やカラダの細胞を修復する時間です。

この深い睡眠をとり、さらに質の良い睡眠をとるには、上記の運動や就寝2時間前までの入浴が効果的とされています。

さらにおすすめしたいのが、スーパー簡単なストレッチです。

  • 全身を伸ばす
  • 首の後ろをストレッチ
  • 肩と肩甲骨をストレッチ
  • 太もものストレッチ

これらは、普段運動をする前後にするようなストレッチで十分です。

カラダを上記のものを5分間程度ストレッチするだけで睡眠の質が格段に良くなり熟睡できるようになるといわれています。個人差はあると思いますが、超簡単にできるのでやった方がいいですね。

そもそも飲み方を間違えている

スーパー熊
貧血気味だから鉄分、目が疲れてるっぽいからブルーベリー、あとは…なんとなくマルチビタミン・ミネラル、ビタミンも摂っておいてっと!これだけ飲めば健康さ!
なんでも先生
ちょっと待ちなさい…熊よ…
見落としがちなパターン
  1. その栄養素だけでは効果を発揮しない
  2. 自分の症状とミスマッチ
  1. その栄養素だけでは効果を発揮しない

これは、サプリメントを飲んで健康になった気になっている人によく見られがちな点です。

例えば、あなたがめまいや頭痛、息切れがしたり、倦怠感を感じたりしたら、まず貧血を疑いますよね。

そして、テレビやCMで知った「貧血には鉄分」という情報を思い出し、ネットショッピングや薬局で鉄のサプリメントを購入し、飲み続けます。

ですが、一向に症状が回復しない…鉄を摂っているだけではいけないのかしら…

と疑うことになります。

実際、その疑いは的中していて、貧血には鉄分という情報は厳密に言えば、正確ではなく、ほかの栄養素と協力してようやくその効果が発揮されるものなのです。

貧血を改善するためには、血液の鉄のほかに基盤となるタンパク質や赤血球の生成を促す葉酸やビタミンB12といった様々な栄養素が必要になってきます。

また、鉄は食事の面でも、肉類や魚類に含まれる吸収されやすいヘム鉄と野菜類等に含まれ吸収されにくいけれどビタミンCや動物性タンパク質と合わせ調理しやすい非ヘム鉄とを区別したりするくらいなので、サプリメントで軽々しく独断で決めきれない面も出てくるのです。

鉄だけではなく幸せホルモンと呼ばれるセロトニンもトリプトファンだけでは生成はされず、ビタミンB6と合成させてやっと生成させることができます。

そうした具合に、連携プレイでようやく完成される栄養素は様々に存在します。

2.自分の症状とミスマッチ

なんでも先生
ここまで、自分が貧血だと思って摂取してたのに、病院に言って検査してもらったら、実際は高血圧だった!なんて人もいるみたいじゃ…

1で挙げた例での疑った症状から根本的に違うというパターンですね。

これは悲しすぎますが、自分の症状の明らかな分析不足です。

もしミスマッチしているのにそのサプリメントを飲み続けてしまうと、足りている栄養素をさらにとることにより過剰摂取に陥る危険性が高まり、健康被害等が出てくるかもしれません。

できれば、病院でお医者さんに診断してもらうか、時間がなければその症状を幅広く疑うことが大切ですね。

間違った使用→悲しい末路…

サプリメントだけ摂取しておけば大丈夫だと信じ切っている熱烈なサプリ信者もいると思いますが、上記で述べた通り、朝昼晩の3食をしっかりとって、睡眠をとることが大前提です。

しかし、それは当然だと思って、正しい生活習慣を基盤としてサプリを扱っている人でも健康被害がみられることがあります。

被害の根源
  1. 知らぬ間の過剰摂取
  2. やられた…粗悪品

1.知らぬ間の過剰摂取

歯の健康のためにキシリトールのサプリをとっています。

一日の摂取量目安を守っているから全然問題ないと思うのですが、お腹が緩くなって仕方がないんです。

どういうことでしょうか。

実は、日中キシリトール含有のガムをたくさん噛んでいたわけです。ガムの注意書きには、「食べすぎるとお腹が緩くなることがあります。」と記載されているかと思います。これはもちろん、キシリトールの反作用なわけです。1日のキシリトール摂取量目安をオーバーしてしまい、過剰摂取となってしまっていたわけですね。

2.やられた…粗悪品

粗悪品とは、想像できない原料が含まれていたりや有効成分がわずかしか含まれていないなどのもののことです。

2000年代初頭、中国製のサプリメントで健康被害が多発したことがありました。( 現在は、中国の健康食品は、CFDA(中国国家食品薬品監督管理局)の認可が必要でなので、厳しい検査にクリアしたものしか国内でも売られないため安全性は以前よりも上がっていると思われます。)

これは、当時の中国のサプリメント事情ですが、ここまでの劣悪品は回っていないにしろ粗悪品は少なからず存在します。

それは、日本やアメリカなどすべての国によるものに当てはまることです。

ここで定義の知識ですが、サプリメントは基本的に健康食品という枠組みであり薬ではありません。

食品のサプリメントは、医薬品より種類が豊富で購入できる場所も多い一方で、その選択が難しくなります。

また、食品のサプリメントは国にその有効性と安全性が保証されて商品の効果を表示することを許可されている「特別用途食品」「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」とそうでない「栄養補助食品」「健康補助食品」「栄養調整食品」に分かれています。

どちらの方が信用度が高く安全性が安定しているかはその商品の表示を見れば一目瞭然なのですね。

【補足】過剰摂取の専門家の意見が違う…

ビタミンCにおける過剰摂取について調べていた時に、長時間にわたって、複数のサイトを調べていたら、発覚したことがあったのです。

それは…

過剰摂取に対する専門家のビタミンCのサプリメント摂取への意見が違っていることです。

まずはこちら、

ビタミンC(VitaminC) 過剰摂取をオススメ!

中略… 「むしろ過剰に摂ることをオススメしています。ビタミンCはものすごいペースで減っていくし、水溶性でカラダのなかに留めておくことができないんです。シャンパンタワーのように大量に摂ってカラダを『ビタミンC』で満たしてください」と、おどろきのアドバイスをもらったが、タイミングとしては朝昼晩に加えて、寝る前にも摂るといいそう。 

http://unplugged.houyhnhnm.jp/bmen/issue05_supplement/index.html
スーパー熊

なるほど…ビタミンCは過剰摂取をしても何ら問題はないんだな…

ヒトはビタミンCを過剰に摂取しても余剰分は尿から排泄されてしまうため、体に何ら影響は無いといわれてきましたが、過剰(1日におよそ10g以上)に摂るとビタミンCの悪影響を示唆する幾つかの可能性が出てきました

http://www.vit-c.jp/vitaminc/img/pict_114.gif

これは、ビタミンCの過剰摂取により多くの鉄分が体内に吸収されて、過剰なほどの活性酵素が発生する影響で細胞死へとつながってしまう恐れがあるというものでした。

スーパー熊

え、ビタミンCの過剰摂取ってやっぱり怖いんじゃ…

こちらは、大阪府病院薬剤師会の記事です。

水溶性には、ビタミンB1・B2・B6・ニコチン酸・パントテン酸・ビタミンB12・ビタミンCがあります。 (中略)水溶性ビタミンは、過剰に取りすぎても尿中へ排泄されるため副作用はないと考えます。

https://ohp.or.jp/qa/2012/07/post-12.html
スーパー熊

ん、副作用はないの!?え、でも、さっきの記事では副作用の可能性がかいてあったのに…

「水溶性ビタミンは、尿と一緒に体外へ排出されるため、脂溶性ビタミンよりも体内の蓄積はしにくい。ただし、水溶性ビタミンを過剰に摂取し続けると、体内の活性酸素を消去する能力が低下する可能性があります。活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、老化や病気の後押しをしますが、その活性酸素を自分の力で打ち消す能力が減少してしまうのです。健康に役立つと言われているものでも、取りすぎは逆効果といえます」(西﨑副院長)。

https://toyokeizai.net/articles/-/21840?page=2

この西﨑副院長とは、日本抗加齢医学会専門医で日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザーです。

スーパー熊

もはや、過剰に摂っていいものかそうでないのかさっぱりわからない…

どの情報も信じるか信じないかはあなた次第です!といったところでしょうか…

しかしながら、ここで注意すべきなのは、一つの情報を受け入れてはいけないということです

ビタミンCの過剰摂取についても専門家の中でこんなにも意見が分かれているのだから、双方の意見を取り入れておかなければ、多少の混乱はしますが、正しい方法を選ぶことはより困難になってくるというわけですね…

まとめ

サプリメントが効かない人には、数々の共通点があることが分かりました。

サプリメントを摂取するときは、1日3食の食事と質と量の伴った睡眠を習慣化していることを確認しましょう。

また、症状の分析や正しい商品を選ばないと副作用の危険性も出てくる恐れがあります。

さらに絶対に効くといったことはないのがサプリメントです。過度な期待をするのは避けた方がいいようですね。

サプリメントを飲むということは病院でもらう薬ほどの副作用ほどは出ていなくても自分が自ら医者となって治療法を選択するということになりますから、気を付けたいですね。

 

【参考文献】

https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000351576.pdf
https://www.intage.co.jp/news_events/news/2017/20171128_1.html
http://cp.glico.jp/powerpro/citric-acid/entry106/
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2018/009685.php